Living Loving Leuven

溜池や ナマズ飛び込む 水の音

家を借りた

 私はルーヴェンでは、Airbnbで一軒家の一階をワンフロア借りています。駅からバスで20分ほどの住宅地にあります。
 実はルーヴェンは、ブリュッセルまで鉄道で20分という、とても便利なエリアにあります。そのため家賃が高騰しています。特に、ルーヴェン・リングと言われる、円になった中心部ではワンルームの部屋の賃料が15万円から20万円します。もちろん、フラットと呼ばれる安い部屋であれば、8万円から10万円ほどで借りることができるので、学生はそちらに入居するようです。それでも東京並の家賃。
 そのうえ、コロナの影響でロックダウンになれば、部屋の中に閉じこもることになります。私は実は昨年の秋から冬にかけて、別のヨーロッパの某地域で暮らし、ロックダウンも経験しました。そのときには、都市部の真ん中で暮らしており、非常に快適なワンルームマンションではありましたが、高層階のため窓からビル街だけを眺めているのは、あまりメンタルに良いとは言えませんでした。そのときに、散歩がてらバスで公園地帯に行った時、「こういう住宅地のほうがいいな」と心から思ったのでした。
 ちょうどAirbnbで探すと、今のこの家ができました。女性のオーナーさんと、パートナーの男性が同じ敷地内で暮らしています。オーナーさんが、メッセージのやり取りでとてもレスポンスがよく、親切だったのも決め手になりました。
 お昼頃にドキドキしながらおうちに到着すると、すぐに鍵を開けてくれて、施設を案内してくれました。ちょうどイースターの休暇でスーパーなどが閉まっているので、わざわざ事前に「欲しいものはないか」と聞いて、スーパーで簡単な買い物をしてきてくれていました。そして、不慣れな私を、バス停まで連れて行って、バスのチケットの買い方(いまは全てアプリになっているのです!)を教えてくれました。そして、「重いものが多いから買い物が大変」とぼやくと、とりあえずの洗剤などの買い出しに車を出して連れて行ってくれました。
 なんと親切な人なのか。ちょっと感動してしまいました。私が英語も怪しい頼りのない(そしてものすごく若く見える)人で、気にしてくれたのもあるんでしょうが。ありがたく好意に甘えてしまいました。この家にしてよかった!
 私は車を運転しないので、周りにはなにもない環境は不安でもありましたが、大学までもバス一本でいけますし、大きな問題はなさそうです。なにより環境がとても良いのです。
 家から歩いて角を曲がるとこんな原っぱに出ます。ちょうど桜が咲いていてきれいでした。
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 馬場や牧場がある地域のようです。
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 晴れた日は牛がのんびりと草を食むのを眺めるのも良いです。
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 近くのスーパーまでは山道をくだって行きます。帰りは上り坂なので、行きはヨイヨイで楽しく買い物して、荷物を持ってひいひい言いながら帰る羽目になります。
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