オンライン・トレーニング・その3
先週末、BとEにオンライン・トレーニングに対する不満を聞いてもらい、フィードバックすべきだとアドバイスをもらったのもあり、主催者側には正直にそう伝えました。主催者は、問題があったことを詫び、できる限り、フォローアップを申し出てくれました。
それで気を取り直して、第3回に出席したのですが……。前回、休んでいた講師が、ある参加者に「あなたは今回、初めて参加したよね?」と話しかけます。その参加者は、初回は事情があって欠席し、前回はその理由を話して詫び、自己紹介をしていました。そのことも、講師間で情報共有できていかなかったのか。嫌な予感がします。
講義が始まったものの、前回と重なる内容です。私の中で「もしかして、二人の講師はきちんと打ち合わせしていなかったのでは」という疑いが湧いてきます。そして、続いて行われるグループワークで、「これは無いわ」というお題が出たので、ブチ切れてそのまま途中退室しました。
オンラインでのグループワークは、Zoomのブレイクルームなどを利用することで可能ですが、講師の目が行き届かないという欠点があります。もちろん、丁寧にコミュニケーションを積み重ねれば、ブレイクルームでも込み入った話ができるかもしれませんが、前回までろくに交流のなかったメンバーで、いきなり勝手に振り分けられたグループでセンシティブな話題を扱うのは危険です。もちろん、こういうことは、いろんなセミナーで起き得ることですが、私の専門としている領域では、議論で繊細な話題を取り扱う場合の、「セーフガード」についての学習は必須です。それなのに、講師の側が安全ではないグループワークを用意したことに、私は怒り心頭でした。
「こんなレベルのセミナーに、こんなにお金取ってるの?」
もともと、主催している団体に信頼があっただけに、情けなくて泣き出したい気持ちでいっぱい。主催者に「この講座を辞退します」というメールを送り、まだ夕方だったけれど、どうにもならない気持ちのままご飯を食べました。
そのあと、パートナーと電話が繋がったので、話を聞いてもらいました。期待したレベルのセミナーでなかったことも、自分が途中で退室してしまったことも、受講のお金が無駄になったことも、いろいろ気持ちが入り混じっていたので、話をする中で整理できてよかったです。そのあと、近況などを話しました。
私は、滞在中は時差もあるし、お互いの仕事に集中したほうがいいと思うので、ほとんどパートナーとは連絡を取らないのですが、今回は本当に助かりました。