Living Loving Leuven

溜池や ナマズ飛び込む 水の音

オンライン・ミーティング&オンライン・ウェビナー

 私の入っている、こちらの某団体のワーキング・グループのミーティングでした。半年くらい前に、日本にいるときに参加し始めました。もちろん、私は英語での研究グループは初めて。最初は自己紹介もままならず絶望的な気持ちになっていましたが、だいぶん議論の大枠くらいは掴めるようになってきました。そもそも、日本語でも、全く知らない人の研究背景や話し方の癖を理解するには時間がかかるものだし、仕方ないですが、まだ細部はよくわからず。
 いつも沈黙してしまっていたのですが、今回は勇気を出して質問してみたけれど、とんちんかんだったようで、一瞬、画面の向こうで司会の先生が止まってしまいました。すぐにフォローして「大事な点だよね」と言ってくれたし、他の人もチャットで「重要な点だよ!」とコメントしてくれたけど、私自身は、そのあとの議論の流れのなかで、自分が全く要点を外した話をしていたことに気づいて、「ああああ、やってしまったあ」と赤面でした。
 しかし、話してみないと、議論に参加できるようにはならないし、日本語でもいつもポイントを掴んだ発言をできるわけではないので、「参加してみたことが一歩前進」だと思うことにしました。
 そのあと、ウェビナー(発言機会のないセミナー)に参加。一人目の講演者は、スイス出身だそうでノンネイティブなのもあるのか、全てスライドに英文を書いていました。このスタイルは大変ありがたいです。逆に二人目はいわゆるTEDのようなプレゼンで、げんなり。米国を中心に世界的に流行しているスタイルですが、私は個人的に、研究者は論理またはデータによって正当性を示すべきで、「話術」によって説得しようとする姿勢はあまり良いと思いません。今回も古臭い資料をもとに、無神経な報告をする人だったので、私のTED嫌いが強化されました。ノンネイティブのためにも、プレゼンではシンプルに淡々と話して欲しいと思っています。
 私のお世話になっている研究者のIは、コメンテーターだったのですが、いつも通り素晴らしいサマリーと質問をしていたので、そこは満足でした。