Living Loving Leuven

溜池や ナマズ飛び込む 水の音

語学学校2週間終了

 今日でオランダ語の語学学校も2週間目が終了。5分の1が終わったことになります。ぶつぶつ言い続けたものの、なんだかんだ私は授業にも慣れてきました。やはり、聞き取りが苦手なので、授業中に理解できるのは6-7割。でも、他の学生を観察していると、みんなその程度で、流しながら受講しているようです。なので、平均的なレベルの理解までは追いついてきたと自分でも思います。
 ただし、私は帰宅後に30分-1時間くらいの復習をしているので、追加の努力はまだまだ必要かなあ。でも、復習すれば8割程度までは理解できるので、ほとんどの内容は「わかる」ところまできました。運用能力が低いのは、言語的なディスアドバンテージと……やっぱり年齢かな!!
 今日は年齢を質問し合うレッスンだったので、ロシア女子にも私が実は中年だということがバレてしまいました。みんなコメントはしないものの、まあまあ……。と言いつつも、そんなに若い学生ばかりではなく、20代後半から30代前半くらいが主力。そして、1968年生まれのアフガニスタン出身の男性が一番よくできるのです! いつも彼は朝一番に来ていて、ノートに全文を書き写して勉強してるんですよね。耳がいいのは知ってましたが、「ここが実力の差を生むのか」と思い知らされ、「やっぱ努力が一番重要なのだなあ」など。
 そして、よく考えてみれば私はもっと若い、10代の頃に大学でフランス語を履修していたけど、今よりはるかに習熟度は低かったし、落ちこぼれでした。現地で週に4回、ネイティブの教員の3時間のレッスンを受けてるので、比べてもしかたないですが。でも、私は講義を聞いて文法を勉強する授業よりは、会話中心の方が(半泣きになったとしても)学習方法としては向いてるかもしれません。 
 それに現地に住んでると、覚えた単語がすぐ使えるので、そりゃあ学習速度は上がりますね。たとえば、店員さんの挨拶が聞き取れて、品物を数えるのが理解できて、金額の聞き取りで頑張るわけだから、毎日が練習。そういう意味では英語ネイティブの国で在外研究をすれば、もっと英語の上達も速かったわけですが、怠け者の私はこんな環境にでも突っ込まれないと別の語学を学ぶ気にはならなかったから、よかったと思うことにします。
 しかし、もうクラスの中では学習深度にずいぶん格差ができています。この授業、何人くらい落第するのだろう……? 数人、もうついてこれてない学生がいます。本人が希望すればもっとゆっくり教わるクラスに移れるようですが。一見、英語が話せるように見えても、文法や基礎単語が怪しい学生もいて、そのままオランダ語を理解しようとするとだいぶんしんどいと思います。私も他人のことは言えないので、しっかり勉強して最後まで乗り切りたいです。
 そして、研究の方はあれこれの修正原稿が送られてきたり、出版社とのやりとりがあったりする上に、ビザの延長を希望するためにリサーチプロポーザルを新しく書かねばならず、毎日追われて過ごしています。ホリデーはだらだらしてることも多かったんですが、朝6時に起きて、夜10時に寝る生活になりました。その代わり、金土日は基本的に遊ぶことにしました!
 11月の1週目は語学学校のホリデーがあるので、遊びに行けるんですがどうしようかな。国外に行ってもいいかなあなどと夢を膨らませています。やることが詰まってくると、現実逃避の旅の計画が一番楽しいです。