Living Loving Leuven

溜池や ナマズ飛び込む 水の音

ベルギー暮らし

 早いもので、ベルギーに来てもうすぐ半年です。まだ、全然帰りたくないですし、ビザを延長する気満々なわけですが。毎日が本当に飛ぶように過ぎていきます。
 駐在でこちらに来られている方のお話を聞いて気づいたのですが、会社や所属組織からサポートを得ながら、移住されることが多いんですね。ベルギーはワーホリの制度もないですし、語学留学もありません。日本から渡航するならば、正規の留学か企業・所属組織からの出向、結婚しての移住がほとんどのようです。なので、学校や企業、家族などを頼りながら移住の手続きをするそうです。どうりで、検索してもあまり情報が出てこないはずですね!(イギリスやフランスなどについては、ブログなどで情報発信する方がわんさかいるのです)
 そういう意味では、私が独りでコロナ禍のなかで悶々としながら、健康保険加入や銀行口座開設など、さまざまな手続きをクリアしてきたことを記録しておくのは、意味がありそうです。頑張って過去ログも増やしていきたいものです。なかなか時間が取れないのですが。
 そして、なんだかんだ私が手続きを進められたのは、周りの人が優しかったからです。到着したばかりで、英語も怪しく、不安でいっぱいの私の話を、しっかり聞いて助けてくれた人がたくさんいました。そういう親切は沁みますし、「ベルギーっていい国だよなあ」と心から思いました。それに、一つずつクリアしていくたびに、「やったあ!」という喜びもありました。
 同時に、「私はよくやってるよなあ」としみじみ思います。決して、英語が得意なわけではなく、こちらの大学にも日本語ができる人はおらず、何度か会ったことのある研究者がいるだけ。そのなかで、なんだかんだ知り合いを作って、基本的には楽しく暮らしているわけで、「意外と適応力あるんだなあ」と思います。
 こちら来てよく言われるのは「あなたはオープンマインドだね」「新しいことを試してみるところが、とてもいいと思う」ということです。それも、たいしたことではなく、たとえばカプチーノのミルクを生クリームに変えている友だちを見て、自分も同じものを注文してみる、みたいなことです。そういうのが褒められるととても嬉しいし、みんなよく見てるんだなあと感心します。でも、私のベルギーの滞在期間はどんなに多く見積もっても1年10ヶ月以上にはならないので、今のうちに、やれることは挑戦したいと思っています。
 そんなこんなで、ずっと若い時からいきたいと思っていた、スペインのバルセロナに秋のバカンスで行くことにしました。こないだ夏の休暇が終わったばかりですが、秋にも休暇があるんですね……。20歳の頃、憧れたガウディを見にいきたいと思っています。
 これは朝のルーヴェン駅。見慣れた風景ですが、本当に綺麗だなあと思います。パンは駅前で買いました。
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