Living Loving Leuven

溜池や ナマズ飛び込む 水の音

半年ぶり

 あまりの日付の飛びように、自分でもびっくりしました。まさか、最後に書いたのが2月だったとは……冬じゃないですか。この頃は陰鬱なベルギーの冬にやられていて、3月に入っても滞在許可が更新されず、戦争でどんどん状況は悪くなり、「日本に帰りたい」という気持ちすら湧いていた頃でした。遠い過去のよう。
 今は、夏の日差しの中、欧州を満喫しています。Covid19にも感染しましたが……
 部屋からの退去の関係で、年始早々に帰国の予定も立て始めました。今は帰りたくないです。せっかく、いいところも嫌なところも見えてきたところで、これからがベルギー生活本番という感じなんですが、学振の規定でどうやっても帰らざるを得ません。残念。
 やっと自分の住んでいるのが、フラームス・ブラバンド州だというアイデンティティも芽生え始めました。ここは、もともとはオランダ語圏の貧しい農民の暮らしていた地域で、田舎者扱いされたり、戦争中にダークな歴史を残していたり、その経緯から極右が強かったりで、とっても難しいところなんですが、私はイケてない場所に愛着を持つタイプなのでちょっと親しみが出てきました。夏の間にぶらぶらと地元の小さな街巡りをしたりしています。
 写真をアップしたりできたらいいですね。でも、来年度の職が決まっておらず、公募の書類を出したり、科研費の書類を作ったりせねばならないので……
 ホリデーも楽しんでいて、来週からは、イタリアに遊びにいくつもりなんですが、ルフトハンザの便なのにストがあるかもしれなくて、そわそわしています。やっとパンデミックによる規制が落ち着いてきたのに、一難さってまた一難。
 そうは言っても、やっぱりお日様が出ている季節はいいですね! 多少のことがあっても、そんなにつらくはありません。