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溜池や ナマズ飛び込む 水の音

アーヘン街歩き・シャルルマーニュセンター(Centre Charlemagne)

 翌日は朝はゆっくりホテルの朝ごはんを食べました。ぼんやり、ほかのお客さんを眺めていると、アーヘンに来る観光客はアクティブな人が多かったです。朝早くにチェックアウトしていく人もちらほら。ビュッフェも、何度も美味しそうなものを取りに行って、あれこれ楽しんでいました。ベルギーのゲントやブリュージュだと、のんびりソファに座って、あまり食べずにぼーっとしている人も多いので、だいぶんギャップがありました。私もつられてたくさん食べてしまった!
 特に予定もないので、街の北側をぶらぶらと散策。緑が多いので楽しいです。f:id:namazu_2021:20210928212515j:plain
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 こんなふうに野っぱらに座って本を読んでいる人がいるのは、ベルギーでもよく見かけます。私もやってみたいんだけど、せっかちなので、ゆっくり読書できたことはありません。
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 なんてことない風景を眺めて市街地を歩きます。
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 午後からは、シャルルマーニュセンターへ。ここは、アーヘンの街の歴史をコンパクトに学べる施設です。オーディオガイドがあるので、勉強になりました。古代から温泉が湧いていて観光地だった地域で、カール大帝の威光もあり、中世はとても華やかな街だったようです。しかし、30年戦争でぼろぼろになったあと、17世紀には大火事で街はボロボロになります。しかし、カソリック国の援助を受けて温泉地として復興します。このあたり、神戸生まれの私にはグッときました。その後、フランス革命がおきますが、街の人たちは保守的であまり反応しなかったようです。しかし、ナポレオンが皇帝になると「カール大帝の再来」と大歓迎します。そこから産業発展のモデル都市となり、経済的にも豊かな時代が続きます。ベルギーとのほぼ国境に位置するので、WW1,2では最前線の戦場となりました。終戦直前に、米国の占領下におかれ、民主化のモデル都市となります。めくるめく歴史のある地域のようでした。
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 勉強した後は、ミュージアム・カフェでアップルケーキ。これがまた美味しくて……!どっしりと大きいケーキですが、大半はりんごの甘煮で、クリームはふんわりと軽いのです。そして、お手頃価格。最高では?
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 私にとっては、「温泉があるらしい」というだけでやってきた地域なのですが、すっかり興味が出てしまいました。冬に温泉が再開したらまた来たいです。素晴らしい美術館もあるらしいので、これから探索が楽しみな街です。