Living Loving Leuven

溜池や ナマズ飛び込む 水の音

みたび、オーステンド(Oostend)の海岸

 友人Aとオーステンドの海へ! ジェームス・アンソールの愛した冬の海を見るために、一度は行こうと思ってたんですが、あまりの寒さに腰が重くなり、「どうしようかな」と迷っていました。Aも、海辺の街で育ったため、そろそろビーチが恋しいとぼやいていたので、誘ってみたところ二つ返事で日帰り旅行にいくことになりました。天気予報はあいにくの雨で、気温はマイナスだと知らせていたのですが、当日になって幸運なことに朝は晴れていました。
 美しい海辺を二人で歩きました。春、夏、ときて晩秋。三度目のオーステンドの海はとても美しかったです。
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 私はこういう海岸にできた天然の線画がとても好きです。
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 Aは海辺の民なので、貝を拾い始めました。高確率で私の友人たちは貝を拾います。私はあんまり貝を見つけるのがうまくないのですが、いくつか好きなのを見つけたので並べました。
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 ランチはベルギー名物ムール・フリットを。蒸したムール貝とフライドポテトのセットです。冬になったらカニをたべるごとく、貝を食べる。Aと「貝を食べるときは無言になるよね」と笑いました。
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 とってもいいお店でした。観光客向けだとは思うんですが、オフシーズンの冬ということもあって店内はゆったりしているし、スタッフはみんな親切でフレンドリーでした。なにより、あったかいガラスに覆われた温室型のテラスで、海を見ながらおしゃべりできます。スペインの料理人さんのようで、Aいわくサングリアが自家製で本物でとても美味しかったと。私の頼んだカヴァも美味しいし量もたっぷりだしよかったです。
 Aが隣の土産物屋が見たいというので覗いてみました。目を止めて、なぜかわからんけどものすごくいいと思ってしまって、アグレッシブなカモメのポストカードホルダーを買ってしまいました。酔ってたから?
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 午後からはオーステンドの現代美術館Mu.Zeeへ。小さな町の美術館だけど、展示スペースが広くてとても全部観るのは無理でした。二人ともまだまだほろ酔いでいい気分だったし、18-20世紀のフロアをまわって、アンソール(Ensor)とスピルアート(Spilliaert)を見ました。私はスピリアートは初めてちゃんと見ましたが、とても好きな画家になりました。ミュージアムショップで二人についての冊子がなんと5ユーロであったので、いそいそ購入。
www.muzee.be
 帰り道はすっかり暗くなっていました。とても楽しい週末でした。
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 ちなみに、春と夏のオーステンドはこちらの記事。
namazu-2021.hatenablog.com
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